荷物を受け取りに行く時間になったので、バーゼル空港へと向かう。空港内に到着し案内人の誰にでも聞けば荷物の受け取り場所がわかるだろうと話をするが、わからないあっちへ聞いてみろというジェスチャーをしている。冷たいなと感じていたが、バーゼル空港はフランス・スイス2カ国の国境に跨って(正確にはフランス領らしいが)建っているらしく、先ほど尋ねたのはスイス方面の案内人に聞いていたため、エアフランスならフランスの案内人に聞いてほしいということのようだった。1つの建物に2つの国の空港が存在している、一見すると全くわからない。写真でみるように国境(一応)あたりに看板が1つ設置されているだけだった。そして問題の荷物は無事に私のものであり東亭さんと共に安心する。荷物を受け取りにきたのに20CHF(スイスフラン)日本円で1600円ほどしか払ってくれなかったが、その時は荷物が来てくれたことのほうが嬉しかった。
空港から自宅に戻るため、一度スイス国鉄内にあるお店で軽食を済ませ、スタジオに戻りオープンスタジオの準備に取り掛かる。