2011/10/25

海へ

制作と改装作業が続いたのが原因なのか制作途中どうしても海を見に行きたくて近くの海まで出かける。人が数人しかおらず、人工的な音もなく夏の感じとはやはり違う。視線を遠くの方まで行かせることができるし海面も風に吹かれ様々な波紋の形に変えられて光を反射する。波際を歩く、少し小石が混ざっているため波が打ち寄せたりすると、ころころと石同士のぶつかる音がする。波際をはさんでの彼方と此方、一種の際、、、枠、、。そのような場所へ人は漂い集まりやすいのか、何かを感じとっているのだろう。
帰り際、少し遠くの方でツクツクボウシが鳴いていた、聞き間違いかと思っていたが確かに鳴いている。移り行く変わり目がはっきりとは見えない四季、季節が季節に深くくい込んでいるように思えた。