2011/09/11

KTNギャラリーへ

昨日 帰郷している彫刻家の石井くんとKTNギャラリーで開催されている、陶山さんの展示を見に行く。私は初日にも行っていたのでこれで2回目。壁にかけられた作品群が特に美しい。雲母を透明メディウム系と混ぜて塗った表面が、後ろのややグレーがかった壁面に対して静かな輝きを持ち見ている視線を引きつける。形状も画用紙の上で軽やかに描かれた鉛筆の線のように軽さを保持している、飛翔にも似た感覚をもってしまう。回顧展というニュアンスもあり過去に制作され未公開の作品群も並んでいてこの10年間の作家の制作の歩みも垣間見られた。私は壁面(大型3点が掛けられている)と奥に設置されていた木の枝を加工して作られた作品群、(これも線的なドローイングが立体化したかようなもの)両方とも最新作だがそれらの空間感・空気感は私を心地よいものにしてくれました。石井くんとはほぼ初対面のようでしばし談笑、制作や材料の事、果ては生活のことなどで話が弾んでいたようです。その日の夕方は陶山さん、石井くんをねぎらい車亭でみんなと飲む。