昨日、福岡市立美術館で開催されている『菊畑茂久馬 回顧展 戦後/絵画』を見に行く。九州派から現在のタブローの春風シリーズまでの作品をまとめてみられる機会がこれまではなかったのでよかった。一人の作家を見るということは大変な労力が伴う。今回は心地が良いものであったのでそれも良かった。色々と思うことはあったのだが、気になったのが、後のタブロー、天動説シリーズにも何かしらの影響を与えている卵の形をした表面に鉛の板をネジで打ち付けて覆っているオブジェがあった。同じく菊畑氏と歳がほとんど同じの中西夏之氏も卵型の透明樹脂の中に様々なものを入れ込んだコンパクトオブジェシリーズがあったのだがそれを思い出す。1つは完全に中と外を遮断しているオブジェ。一方は全てが透過しているオブジェ、土着的なものと反土着的なもの。2人の制作思考の違いが浮き出されているような気がした。今週中には長崎でも行われている展示も見に行く予定です。
さて、大濠公園を散歩したあとは歩きながら天神へ向かう、その目的は三菱地所アルティアムで行われている『パラモデルのトミカワールド展』へ行く。もうこうなったらNゲージとかでやっていくのも良いんじゃないかしら?その後は以前から約束していた作家のNさんと落ち合い酒を交わしながら色々と近況を報告。いやあ、注意してはいたんですが楽しくてついつい飲みすぎましたねえ。Nさん大変ご迷惑をおかけしました。