アズマテイプロジェクト♯01『Memento Mori-昨日、今日、明日、』に参加いたします。どうぞよろしくお願いいたします。
『Memento Mori-昨日、今日、明日、』
日程 2019年1月19日(土)-2月23日(土)
時間 14:00~19:00 土日祝日のみ開場
オープニングレセプション1月19日(土)17:00~
参加作家 東亭順 烏山秀直 石井琢郎
場所 〒231-0045 神奈川県横浜市伊勢佐木町3-95伊勢佐木町センタービル3F
オープニングレセプション1月19日(土)17:00~
アズマテイプロジェクトとは、
美術家 東亭順を代表として、画家 烏山秀直、彫刻家 石井琢郎、そして南條哲章の四名が、
創造的実験場として借りた古い雑居ビルの三階で起こる名もなき行為を目撃し記録していくプロジェクトである。
戦後、伊勢佐木町の中心といえるだろう角地に建てられたこの伊勢佐木町センタービルの入り口の階段は、
広くおかしなパースがかかっている。階を上がるごとに、懐かしさの記憶をたどり異国に迷い込んでしまったかのような
ちょっとした探検気分になり、目的地を忘れそうな緊張感を味わい、
足音をたててはいけないような、少しだけ重たい空気に包まれる。
三階まであがると人の気配もすっかり消えて、時間さえもねじまがってるのではないだろうかと、少し不安になるかもしれない。
長い間忘れ去られていたような廊下の突き当たりに、その一室はある。
扉をあけると妙に低い天井がむかえ、部屋の突き当たりに広がる一面の窓ガラスの向こうに、
街の喧噪を確認できて、現実との繋がりにほっとするだろう。と同時に部屋の片隅に立てかけられた梯子のような階段に気づき、
昭和型ロフトを覗くことになると思う。そして、この部屋へ来るまでに通り過ぎてしまったもうひとつの部屋へ戻る為、
また扉をあけて引き返すことになる。そこは、約三十年放置されていたという印刷所跡地だ。
これら三つの異なるスペースで、我々四名が選出した注目すべきクリエイターに、実験的試みを主に個展形式で行ってもらう。
貸しスペースでもなく、作品売買を目的としているわけでもなく、若手芸術家を支援するつもりもなく、
支援を受けて町興しに協力するわけでもなく、純粋にいま我々が観たいものを観せてもらい、
我々が見せたいものを見せ、聴きたいものを聴き、会いたい人に会う機会の場として運営していく。
甲殻類であるシャコの目は、我々人間の十倍にあたる十万色を見分ける能力を獲得してきた。
しかし、それが何を目的とした進化なのか、どのように世界を見ているのかは未だに解明されていない。
我々はシャコほどの視覚識別能力を持たないが、思考し想像する知性をもち、
創作への情熱を絶やすことなく歩みを止めない勇気がある。
2018年12月 東亭順
創造的実験場として借りた古い雑居ビルの三階で起こる名もなき行為を目撃し記録していくプロジェクトである。
戦後、伊勢佐木町の中心といえるだろう角地に建てられたこの伊勢佐木町センタービルの入り口の階段は、
広くおかしなパースがかかっている。階を上がるごとに、懐かしさの記憶をたどり異国に迷い込んでしまったかのような
ちょっとした探検気分になり、目的地を忘れそうな緊張感を味わい、
足音をたててはいけないような、少しだけ重たい空気に包まれる。
三階まであがると人の気配もすっかり消えて、時間さえもねじまがってるのではないだろうかと、少し不安になるかもしれない。
扉をあけると妙に低い天井がむかえ、部屋の突き当たりに広がる一面の窓ガラスの向こうに、
街の喧噪を確認できて、現実との繋がりにほっとするだろう。と同時に部屋の片隅に立てかけられた梯子のような階段に気づき、
昭和型ロフトを覗くことになると思う。そして、この部屋へ来るまでに通り過ぎてしまったもうひとつの部屋へ戻る為、
また扉をあけて引き返すことになる。そこは、約三十年放置されていたという印刷所跡地だ。
これら三つの異なるスペースで、我々四名が選出した注目すべきクリエイターに、実験的試みを主に個展形式で行ってもらう。
貸しスペースでもなく、作品売買を目的としているわけでもなく、若手芸術家を支援するつもりもなく、
支援を受けて町興しに協力するわけでもなく、純粋にいま我々が観たいものを観せてもらい、
我々が見せたいものを見せ、聴きたいものを聴き、会いたい人に会う機会の場として運営していく。
甲殻類であるシャコの目は、我々人間の十倍にあたる十万色を見分ける能力を獲得してきた。
しかし、それが何を目的とした進化なのか、どのように世界を見ているのかは未だに解明されていない。
我々はシャコほどの視覚識別能力を持たないが、思考し想像する知性をもち、
創作への情熱を絶やすことなく歩みを止めない勇気がある。