2026/09/01
2026/08/31
tomitsu studio
2026/08/29
彫刻家 藤原勇輝さんが訪問
2026/08/28
2026/08/26
2026/07/06
『星廻り』に寄せて4
佐賀のプロジェクトスペースkenakianで行った『星廻り』展に寄稿していただいたものをこちらの方へも記載いたします。最後は美術家の諏訪未知さん
烏山くんの絵の木枠が円柱の木材で作られるようになったとき、とても腑に落ちたことを思い出す。
あの角張った立ち上がりへの愛憎は、絵描きの目の端でいつも燻っている。
丸い縁は揺れを拒まない。むしろ待っている。そこに貼られた透ける表面は、まるで蜘蛛の巣みたいだ。
烏山くんは蜘蛛の巣に掛かりながら、そこを揺らし、繰り返し息を潜めて点を穿つ。
その振動を丸い縁が吸収し終えると、透ける表面は静かに、手前と奥のどこかに位置をとり戻す。
獲物がかかるたびに揺れては静まり、また位置をとり戻す。その繰り返しの中でで、ゆっくりと絵が現れるのだと思う。
私もまた、蜘蛛の巣にかかったようにその揺れを眺める。
ゆっくりと引き伸ばされた時間が、丸い縁から波を打って、光りながら集まってくる。 諏訪未知(美術家)
2026/07/05
『星廻り』展に寄せて4
佐賀のプロジェクトスペースkenakianで行った『星廻り』展に寄稿していただいたものをこちらの方へも記載いたします。今回は彫刻家の石井琢郎さん
私は石の内側を彫っている。内側を彫っていくとやがて石には穴が開き、その瞬間、内と外の関係が一瞬にして変化する。といった言葉は、作品の構造を示す言葉であるが、作品を作品たらしめるものは、貫通した部分のエッジの形状や見え方、作品自身の身体的な重さといった、言語化できない部分である。烏山は、「絵画」への構造的アプローチとして、木枠を円柱にし、エッジをなくすことで画面の終わりを無効化する。また、正方形に作られた支持体の形を作品内に取り込み、フラクタルを作り出すことで絵画における枠の問題を無効化し、絵画の拡張性を効果的に作品化している。しかし、それは構造的な問題であり、作品を作品たらしめているものは、一つ一つの素材の選択であり、隣り合う色の選択、手間と時間が費やされた画面へのこだわりといった、感覚的な判断により選択された数々の行為の蓄積に他ならない。理性的に思考された構造の上に、非言語的感性が形を描き出す。その拮抗の中に一つの美が立ち上がっている。石井琢郎(彫刻家)